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伊豆ヶ岳(いずがたけ)

標高850.9m・三等三角点 点名:伊豆岳。 湯ノ沢川左岸、小高山の南にある山。飯能市。
別名:虚空蔵山・虚空蔵岳

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2015年4月23日(木)子ノ権現展望台からの古御岳と伊豆ヶ岳

伊豆ヶ嶽 イズガタケ

丸山の西、標高851.4m。
静岡県伊豆山の伊豆権現と関係する地名であろうか。
伊豆山が見えるので伊豆ヶ嶽というとも聞くが、いささかむり。
山頂へんに愛宕、虚空蔵、山神などの小祠ほか、諸々の神仏が集まって、ここが神聖な山であることがわかる。
『郡村誌』は「頂上に虚空蔵を安置」とのせるが、『風土記稿』は高麗川の水源の一つとして「村の西南小名穴切入伊豆ヶ嶽の辺より流れ出、」とあげるが、社寺の存在に触れていない。
伊豆ヶ嶽はさきの畑井に伊豆大権現が祀られるし、静岡県の伊豆山と何らかの関係はあると思われるのだが積極的な裏付けはない。
そこで『風土記稿』の水源地としてのイズをも考えねばなるまい。
元来静岡の伊豆にしても出湯(イズユ)から生れたという。
ここの伊豆ヶ嶽も井出(イイズ)ということをいったのではなかろうか。



『飯能市史 資料編 Ⅺ P166』

北東の旧南川村 伊豆ヶ嶽、南東の藤ノ入、南西の旧名栗村 釜ノ入、北西の新田の小字境界が交わる山頂。

伊豆ヶ岳の由来には、いくつかの説がある。

①アイヌ語説
突峰状の山容をアイヌ語でイズというと山頂の解説板にあると書いてあるが、辞典を見てもイズは載っていない。
似た語だと、イト=岬とあり、岬も海に突き出た地形で、意味は似ている。
イトは、エツ、イツ、イトに変化し、そのうちのイツが濁ってイヅになったようだ。
因みに、伊豆と江戸もアイヌ語では岬を意味している。
日本語の出(いず)もこれが語源と思われる。

②伊豆ヶ岳説
山頂に登ると伊豆まで見えたと山頂の解説板にあると書いてあるが、残念ながら伊豆は、見えないようである。
これは伊豆ヶ岳の山名から出た後付け説であろう。

③柚ヶ岳説
ユズの木が多くあったからと山頂の解説板にあると書いてあるが、植物が由来の地名は数が少なく、これも伊豆ヶ岳の山名から出た後付け説であろう。

④湯津ヶ岳説
麓の湯ノ沢で温泉が湧き出ており、その前の山だからと山頂の解説板にあると書いてある。
『ものがたり奥武蔵 P14』によると、湯ノ元という小池から昔は温泉が湧いていたという。
また同書P149には、湯ノ沢部落の奥に湯ノ元があると書いてあり、いつか訪れてみたい。

①のアイヌ語説が一番無理の無い説で、突き出た地形がイツと呼ばれ、起源は縄文時代まで遡ることができる。
それに伊豆の字が当てられて伊豆ヶ岳と呼ばれるようになった。
また東方の岩場では修験者の修行が行われ、信仰の山にもなり、虚空蔵山の別名も生まれたと思われる。
『日本山岳伝承の謎 P167』には、虚空蔵と金属伝承の関係について書かれており、虚空蔵は鉱物神で周辺には、久通、鍛冶屋平、天目指峠、花桐と金属に関係する地名が多い。



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1990年6月21日(木)伊豆ヶ岳山頂

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1998年11月21日(土)伊豆ヶ岳山頂

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1998年11月21日(土)伊豆ヶ岳山頂

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2001年5月26日(土)伊豆ヶ岳山頂

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2001年5月26日(土)伊豆ヶ岳山頂

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2015年4月26日(日)伊豆ヶ岳山頂

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2015年4月26日(日)伊豆ヶ岳山名標

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2015年5月2日(土)伊豆ヶ岳山頂

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2015年5月2日(土)伊豆ヶ岳山名標

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2015年5月2日(土)伊豆ヶ岳由来解説板

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2015年5月8日(金)伊豆ヶ岳山頂

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2015年5月8日(金)伊豆ヶ岳のヤマツツジ

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2015年11月21日(土)伊豆ヶ岳山頂

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2015年11月21日(土)伊豆ヶ岳山名標

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2015年11月21日(土)伊豆ヶ岳三角点

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2015年11月21日(土)伊豆ヶ岳大黒天???

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2015年11月21日(土)伊豆ヶ岳山名標
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