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中尾山探索 その2

2015.2.28(土)晴れ
6:30~15:00
西吾野駅~398m点~萩ノ平茶屋跡~555m点~愛宕山~花立松ノ峠~桧岩~岩岳~傘杉峠~八徳~中尾山~吾野駅

愛宕山、桧岩、岩岳からの続きです。

さてさて、予想通り時間が余りましたので、中尾山の探索に入るとしましょうかね。
長沢川1号橋の辺りに、中尾山へ取り付いてそうな作業道がありますので、まずはそこから入って、中尾山北側をじっくり探索することにしましょう。

s8390081.jpg
作業道入口

右へ曲がって、尾根に乗ると、左右に道が分かれます。
中尾山への尾根は、切り立った崖で取り付けそうにありません。
ユンボでこれだけ削られちゃあ、打つ手なしです。

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ここから尾根に取り付く予定でしたが、取り付く島もないってやつなので、分岐を左へ進みます。


左へ曲がって、南東へ進んで行くと、古い作業道が右へ分かれますが、新しい作業道が問答無用で破壊しており、車や重機は上がれません。
新しい方は下っているので、右の古い作業道へ進んでみます。
人は問題無く進めそうです。

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右の古い作業道へ

この作業道は、うまい具合に上に進み、中尾山の北尾根直下、標高300m圏のところまで来ました。
上を見上げれば、中尾山まで最短距離ですが、かなりの急登を強いられそうなので、もう少しこの作業道を進んでみることにします。

s8390085.jpg
中尾山北尾根入口

ヘアピンカーブの後、右へ作業道を分けたので、中尾山の近くまで行けるかな?
と思い行ってみたら、わずかに登って行き止まりとなり、そこから先は倒木だし、踏み跡も無さそうです。
なんのために作った道なんだか…。

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右は行き止まり

倒木がいくつかありますが、問題無く越えられます。
潜る所もありますが…。
途中の植林の切れ間から、端正な622m峰・雨乞塚と587m峰・バラ塚が見えたのは嬉しいです。
622m峰で雨乞の祈祷が行われたのも素直になっとくできるほど端正な山容です。
587m峰はバラ塚と呼ばれており、バラモン和尚の墓があったことが由来で、黒山称は唐門という名で、これはバラモンからの転訛と思われます。

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622m峰・雨乞塚と587m峰・バラ塚

下ってしまう作業道に不安になりますが、中尾山から340m、310mで東へ分かれた枝尾根とぶつかります。
後で下ることになる、尾根下降点にお茶の袋が落ちているので、歩いている人はいるのでしょう。
少々急ですが、ここから取り付いてみます。
ちなみに、更に下った先の310m南枝尾根は、切り立っていて取り付けませんでした。
下を見ると、中学校がうっすら見えましたが、踏み跡は無さそうです。

s8390090.jpg
東枝尾根取付

最初は、木につかまりながら登りますが、尾根に乗ればいつものバリエーションルートで、自然林なのが嬉しいです。
岩場も出て来てびびりましたが、意外とすんなり登れてしまいます。

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岩場が出て来るが意外とすんなり

310mで南からの枝尾根を合わせますが、下りの場合この分岐がわからず、そのまま南枝尾根を下ってしまいそうです。
南枝尾根は、作業道手前が崖なので、310mで東枝尾根に入って下った方が良いでしょう。
踏み跡もはっきりして来て、うっそうとしてくると、祠と注連縄が出てきて驚きます。

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まさかの祠登場!

なんで、こんなところに祠があるの~?
ここら辺は鎮守の杜として守られているようです。

だんだんと道が良くなって来て、340mで前回歩いた尾根に合流し、中尾山へ行ってみます。

s8390096.jpg
中尾山山頂

さっき歩いた道を戻るのもなんだか悔しいので、北尾根を下ってみることにしました。
予想はしていましたが、かなりの急下降で、木につかまりながら下ります。
足下はズブズブで、ルートを慎重に選びながら進みましたが、くるぶしまで、土に埋もれる場所もあってヒヤリとしました。
これは地図に載せられない道ですね~。
道っていうか道無いですけど…。

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中尾山北尾根は、急坂の上にヤブもある

先ほどの作業道が見えて来ると、踏み跡も出て来ますが、振りかえって見上げると、戦意喪失するほど急な斜面です。
「急がば回れ!」のことわざを思い出しました。

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中尾山北尾根を振り返る

310m圏峰の西の300m圏鞍部から先ほど歩いた作業道をまた歩きます。
そして、また測ります。
ちゃんと正確に測れているのか、確認です。
そしたら、ぴったり同じ数値が出て来ましたよ~。

先ほど取り付いた場所から今度は尾根を下ってみることにしました。
落ち葉がすごくて滑りやすいのでアイゼン履いてしまいました。

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340m310m東枝尾根を下る

麓が近づくと、踏み跡が無くなり、里山のバリエーションルートになります。
シノダケの藪で進めなくなり、左寄りを探すと、藪の切れ間があり、そこから運良く広場に出られて、板小屋がありました。

s8390101.jpg
357m峰

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出て来たところ

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板小屋

右へ進むと尾根を回り込んで、左に吾野小を見て、更に進むと墓地でした。
尾根に繋がる道は無いかと探しましたがありません。
行き止まりだったので、反対の北へ進むと、また墓地があって、右に下ると車道に出られました。

この尾根も地図への掲載は難しいかな…。
なかなかうまく行かないもんですね~。

愕然と肩を落として、今度はネットで見た中学校裏の階段を探します。
中学校正門で右折すると学校の裏に回り込んで、階段はそこにありました。
学校のカイダンっていうドラマもあったよね…。
学校裏のカイダンですが。
上から見た時も踏み跡が無さそうだったので、入るのは断念して、更に先へ進みます。


s8390116.jpg
中学校裏の階段

すると、沢にぶつかり、先ほどの作業道がここで合流しました。
せっかくだから、尾根取付点まで歩いて、この作業道をつなげてしまいましょう。

s8390117.jpg
作業道分岐を右へ

そしたら、作業道が右に曲がる手前の倒木が酷くて大変でした。
間野にもこういう場所があったのを思い出します。

s8390118.jpg
倒木だらけ

取付点に着いたら、同じ道を引き返し、同じように倒木を越えます。
あ~シンドイ…。
でも今のところ、まともな道はこの倒木作業道しかありません…。
どうしたもんかな~。

ダメ元で先ほど更に先に見えていた遊歩道らしき道へ行ってみることにしました。

s8390119.jpg
遊歩道のような道を行く

学校の裏山といった雰囲気の明るい雑木林で、右に折れると、踏み跡が消えますが、ビニール紐を頼りに尾根に乗れば、踏み跡のある尾根に出ます。

s8390120.jpg
いい尾根みたい

おお!?
こりゃあ、うまく行けば中尾山で一番良いルートになるかもなあ。

踏み跡が尾根を外れて、右にトラバースすると、見覚えのあるモノレールにぶつかりました。
ここここここ…こんなとこに出るのか~!
思いもよらない場所に出た時、こう叫んでしまいます。
久しぶりに出ましたね~。
振りかえっても、踏み跡はほとんどわかりません。
というのも、倒木がすっぽりと踏み跡を隠してしまっているのです。
これじゃあ前回見過ごしてしまったのも無理はありません。

良く見ると、赤と黄の細いビニール紐がぶら下がっておりますが、モノレールに気を取られていたらこれにも気が付かないでしょう。

s8390124.jpg
下りの場合、アンテナのコブ手前の小鞍部で東南東へ行くのが正解
わかりにくいですが、赤と黄のビニール紐がぶら下がってます!



ここから、アンテナのあるコブが見えたので、その北の小鞍部ということがわかりました。
鞍部とも思えない小さな尾根のへこみです。

それにしても、6本目のラストでようやっと道らしい道に出会えたのは奇跡ですね!

中尾山は、難しいバリエーションルートでしたが、それだけに道を探すという面白さが存分に味わえる山でした。
奥武蔵のバリエーション侮りがたし!

まだ全部を歩いたわけじゃありませんが、奥武蔵の中では一番興奮して、一番夢中になれたバリエーションルートです。
中尾山ありがとう!!!!!
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13:中尾山
池田様、こんばんわ。

中尾山の道探索ご苦労さまです。
ついに良い道を見つけましたか。 やはり中学校方面からでしたね。 
最後のほうにアップされた写真を見ると、遊歩道のような柵も、落葉に埋もれた道も、とても良い雰囲気です。
それに比べ、北面、東面、の林道やその切り開きはとても残念な感じです。

現在のまま入口に道標など立たず、また尾根の分岐点のテープは無くなって、代わりに小さな石積みケルンでもできるのが良いかと思います。

今後もよろしくお願い致します。
14:
諦めかけて、一番最後にやっと見つかりましたよ~。

林道切り開きは、奥武蔵ではどこに行ってもありますよね~。

小床峠の方は、現在も開削がどんどん進んでいるようで、重機が山肌をガシガシ削っているのを見ました。

開発で消えてしまった山や峠もあり、とても残念です。

今後も何かありましたらよろしくお願いいたします。
15:
探索ご苦労さまです。

「林道切り開きは、奥武蔵ではどこに行ってもありますよね~。」
言われてみればそのとうりです。
昨年初めて中尾山に行ったとき、そのまま尾根伝いにツツジ山まで歩いたのですが、三田久保峠の手前はズタズタでした。
私有地であり、産業と生活のためには、林道開削や石灰岩採掘は仕方ないですかね。

私が一番残念に思うのは、武甲山の採掘です。
古来から秩父の象徴であり、神とも言える山をあんな風に切り崩してしまうのは、いかがなものかと。
神社を遷座していきなり山頂を削るなんてことはしないで、山の威厳というものを残すやりかたはなかったんでしょうか?
盆地から見える側から切り崩すのではなく、見えない側でやるとか、日本の知恵と技術なら出来たと思うのですが。
16:
三田久保峠ズタズタなんですか~、なんだか気が重くなりますね~。
情報ありがとうございます。

武甲山は、ほんとに残念で、Boulder05さんに同感です。
山頂が削られてるなんてびっくりですよ。

マイナーな山ですけど、毛呂山の経ヶ峰もゴルフ場で消えたらしいです。
消える前に登っておきたかったです。

今日は、256.4m三角点から毛呂山総合公園の方を歩きましたが、展望の良い場所もあって雰囲気の良いところでした。
赤テープがまったくなくて、ケルンが道案内をしてくれて助かりました~。
17:
天久保山から歩いてきて、三田久保峠の手前、ではなく、三田久保峠を過ぎてから、の間違いでした。 スミマセン。

私が初めて武甲山に登ったのは、高校1年のとき(1969年9月初め)で、その1ヶ月後に西武秩父線が開通しました。 根古屋から生川へ行く途中にすでに石灰岩工場が操業していて、行き交うトラックでク石灰埃がひどかったことを覚えてます。 でもまだ採掘は影森など山の下のほうだけでした。
頂上から露岩の西尾根を下るとき、夕立ちに遭いましたが、横瀬方面に下リてくると雲が晴れてきて、田んぼの畦道で振り返った武甲山の雄姿が忘れられません。 その後大学のときにクライミングを始めたので、いずれは武甲山の岩壁もと思ってたのですが、登らないうちに入山禁止になってしまい、岩場も削られてしまい、とても残念です。 
18:
おお!
武甲山が削られる前に登ったとは、貴重な経験をお持ちですね~。
登りたかった岩場に登れなかったのは、心残りでしょうね。
幕岩かな?

僕が行った時は、神社が遷座された後だったんで、昔はどんなだったか想像もできないほど削られてて、山頂から重機が見えたのと、発破で山が揺れたのには、驚きました。

貴重なお話ありがとうございます。
19:
昔の手帖によると、
武甲山  1969.9.7  曇り・雨・晴
根古屋バス停9:50>生川11:20>武甲山頂13:00>坂永バス停16:50 
「51丁目には神社と茶店があり、山頂まで2~3分だった。山頂は石灰岩の露岩で狭いが、展望は360°である。」とあります。
捜したら、武甲山バッジも見つかり、1336mとなってます。

頂上のことはほとんど思い出せませんが、削られてしまった現在より30m以上も高かったのですね。
昨年、45年振りに登ったのですが、山頂の柵はなんだか動物園の檻みたいで、ちょっと雰囲気がないなと感じました。

岩場は、幕岩でしたかね。たしか岩場は北面に複数あり、急峻な沢やルンゼが食い込んでいました。
私の高校の先輩に、団塊の世代の有名なアルピニストでE さんという方がいて、若い時にコザクラドウエというなかなか厳しいルンゼを登ったんだ、と言ってました。
20:
茶店があったんですか~。
昔の武甲山は、楽しそうですね~。
山頂の石灰岩も削られてセメントになってしまったと思うと悲しいですね。

コザクラドウエ、可憐な花が咲いていそうな名前ですね。
>急峻な沢やルンゼが食い込んで
想像するとかなりすごそうですね。
その頃の武甲山を見ておきたかったですぅ。
貴重なお話ありがとうございます!
21:
久々に踏査記録を拝見します。
あいかわらず元気に歩きまわられていてうらやましいです。

ところで、今、奥武蔵には「山の茶店」ってあるでしょうか?

昔の手帖で、武甲山に茶店があったことが分かりましたが、今もそういったレトロなところってあります?
奥秩父以外でもご存知であれば、ご教示ください。

昨年夏に、20数年振りで山歩きを再開したのですが、川乗山、棒ノ峯、大岳山、三頭山、伊豆ヶ岳など、昔あった筈の山頂には何もありませんでした。
そこにはただ風がふいているだけ・・・♪。

残っていたのは、高尾山・城山・影信山・山王峠・陣馬山、武蔵御岳山の長尾平、とったメジャーなところでした。
23:
奥武蔵で山頂に茶店ですか~。
天覧山はあっても良さそうだけど無いしな~。

伊豆ヶ岳にも茶店があったんですか!
今、欲しいですね。
ボッカが大変そうですけど。
登山ブームの時に茶店があったんでしょうかね?
生れる前なので、未体験ですよ~。

資料を探したら、コザクラドウエの他に大ザクラドウエっていうのもあったらしいですよ。

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プロフィール

池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

メアド:climberkaz@gmail.com

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