スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

楢抜山(ならぬきやま)

標高553.4m・三等三角点 点名:常林。名栗川左岸にある山。飯能市。
別名:楢ノ木山・藤巻山

sDSCF0783.jpg
2016年4月8日(金)桜咲くせせらぎ橋からの楢抜山 

sDSCF0392.jpg


sDSCF0404.jpg


sDSCF0405.jpg
小殿からの楢抜山

『新ハイキング 第353号 60年3月 P80』に「ならぬけやま」とルビが振ってあるが、現在は「ならぬきやま」の読み方で定着している。
楢ノ木山(ならのきやま)からの転と考えれば、「の」が「ぬ」に変わっただけである。
楢ノ木山なら由来は単純明快、山頂にナラノキがあったからだろう。
楢抜では意味が通らないので、表記する際に、ナラノキをナラヌキと聞き間違えて、楢抜と当て字されてしまったようだ。
そもそも昔のガイドブックでは、楢枝山などと間違った表記をされているのがその証拠。

古い文献では、昭和14年(1939年)10月20日発行の『ハイキング 87号 P27』にフジマキの山名で出ている。

naranokimap1.jpg
ハイキング 87号 P27 大石眞人氏作成の略図


楢抜山の北の仁田山峠は、藤巻峠とも書かれたことがあり、『飯能市史 資料編 Ⅺ P114』には次のように書いてある。

藤牧 フジマキ 公図:藤巻

嶺の南、藤牧(巻)については既に上直竹上分633登連久保で詳しく述べたのでいささか重複するが、イカダを組むのにまたモッコの素材などに藤が重用された。中略
藤藤はその藤が生育していた場所であろう。

なお原市場が独立の村だった昭和30年前後の役場の地図に、仁田山峠は藤巻峠とある。



名栗地区は、西川材の産地で、切り出した木材を筏に組んで、名栗川~入間川~荒川~江戸へと木材が運ばれていた。
その筏を組むのに、藤は必需品であった。

名栗周辺は、西川材に関する地名がいくつかあり、藤牧(巻)もその一つである。

楢抜山から仁田山峠まで北側一帯の地名が藤牧なので、その最高地点に当たる553.4m三角点峰にフジマキと名付けたようで、藤巻山とも表記されたことがあるが、定着しなかったようだ。

戦後になると、『ものがたり奥武蔵』で楢ノ木山と表記され、それが楢抜山と表記されるようになり、新ハイ誌(331号)で紹介されてから広まって楢抜山の山名で定着したようだ。

昭和26年(1951年)6月15日発行の『ものがたり奥武蔵』の略図には楢ノ木山とある。
物資不足の中で発行された本なので、紙質が悪く表紙はすでにボロボロの本なので、その後増補再版された1984年12月10日発行の地図を載せておく。↓

naranokimap2.jpg
1984年12月10日発行 ものがたり奥武蔵 P33 略図

主な登山道は、7本ほどありいずれも熟達者向きである。
赤沢バス停~加久良山~天狗積~楢抜山~仁田山峠のルートは、良く踏まれていて一番歩きやすいルートである。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
奥武蔵登山詳細図コースガイド

アクセスカウンター

山名索引

あいうえお順で山名を探せます!

検索フォーム

プロフィール

池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

メアド:climberkaz@gmail.com

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。