スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鍛冶屋橋から滝ノ入山 2016.04.08(金)

sDSCF2644.jpg
『名栗の民俗 下 飯能市教育委員会発行』

先週、名栗分室で何気なく『名栗の民俗 下 P404』を見たら、地図に久戸沢峠と書いてあるのを発見しました。
今まで見たことも聞いたことも無い峠名です。

八幡坂峠と仁田山峠の間にあるようですが、踏査で歩いた時には、峠道の存在にまったく気が付かなかったので、本の誤植ではないだろうか?
と思いました。
こういうことは実際に現地へ行って、その気になって探さないと見つからないので、とにかく行ってみることにしました。

本当は中沢から峠道を探して、滝ノ入山へ行って尾根を下る予定でしたが、腕時計が2分遅れていて、駅に行ったら武蔵野線がちょうど出たところ。
一足違いで乗り遅れてしまいました。
新秋津の吉野家がてんやに変わっていたので、秋津駅前の松屋で朝食を食べます。

飯能から6:55湯ノ沢行に乗ります。
沿道は桜などの花々が咲いていて、楽しい車窓風景です。
久林バス停からは、旧道が桜のトンネル。
ここをドライブしたらさぞかし気持ちいいことでしょう。

鍛冶屋橋バス停で下車すると、自転車通勤の女の子が、「おはようございます」と声をかけてきて驚いてしました。
そういう、教育をしている学校なのでしょう。
準備をしている間に、数人が自転車で通りかかり、みんな挨拶して行きます。
なかなか気持ちが良いものですね。

名郷方面へ歩き、交差点で右へ曲がって、原市場名栗林道に入ります。

sDSCF0622.jpg
鍛冶屋橋バス停から原市場名栗林道に入る 7:49

民家で洗濯物を干している男性を発見したので、さっそく聞き込み開始!
仁田山峠は知っているが、久戸沢峠についてはまったく聞いたことが無いと言います。
中沢へ行く道は昔から無く、赤沢へ行く仁田山峠しかなかったということです。
『名栗の民俗』の記述が怪しくなって来ました。
目の前の沢は、鍛冶屋入だと教えられ、『ものがたり奥武蔵 P33』の地図にある滝ノ入山についても聞いてみると、字名滝ノ入の背後の山の名前は知らないということです。

ということで、ここで一つお詫びがございます。m(__ __)m

登山詳細図では、栃屋谷沢となっておりますが、鍛冶屋入が正しいようです。
行政が建てた現地の土石流危険渓流の看板には、栃屋谷となっており、少し南に、栃屋谷とあり、入と沢の違いだけで似たような沢名があるのはおかしいなと思っていたのですが、土地の人は鍛冶屋入と古くから呼んでいるようだし、古い絵図や無料配布マップにも鍛冶屋入となっておりますので、鍛冶屋入が正名のようです。
表記するとしたら、鍛冶屋入(栃屋谷沢)となり、次版で訂正予定です。

原市場名栗林道を少し進むと、左に石仏があって背後に階段が上がっております。
以前の踏査時から気になっていて、矢印を入れておいた場所が今日の入口です。

仁田山峠へ続く名栗往還沿いの石仏。
『名栗の石仏 P68』には「馬頭観音 安永6年(1777年)かじや橋峠入口」 とあります。

sDSCF0623.jpg
石仏背後の階段が入口 (電柱№森河原188)

左岸の家で改築工事をやっている職人さんと挨拶を交わして、階段を上がります。
階段を上がると右に曲がって、墓地を右に見て更に進むと、石祠の先に建物が見えてきました。
神社かな?と思ったのですが、『名栗の民俗 上 P212』によると薬師堂というお堂らしいです。

sDSCF0629.jpg
薬師堂が見えて来る 7:56

薬師堂は、鍛冶屋入林道に近い集落の裏山に祀られている。
祭日は、一月と八月の一四日であったが、現在は八月だけになっている。
目の神様であり、祭りのときにはオメダマ(お目玉)というお団子を作って、二個ずつをラップで包み、参拝に訪れた人に分け与えている。
一月の祭りのときに福引をおこなったこともある。



『名栗の民俗 上』には、お団子をもらう子供たちの写真が載っていて、賑わっておりますが、今日は祭りではないのでひっそりとしております。
お祭りの日に、もう一度訪れてみたいです。
ど近眼なので、目に良いというお団子も食べたいし…。

お堂の左へ行きましたが、薮と倒木で尾根へは行けません。
こりゃダメかあ?
と半ば諦めて、お堂の右側へ廻ってみると、踏み跡が延びているのを見つけて嬉しくなりました。
やっぱりあるよな~。

sDSCF0632.jpg
お堂の右に踏み跡が… 8:01

最初はあやふやな踏み跡ですが、薮もないし、尾根上をはずさないように歩けば迷うこともありません。
次第に踏み跡が明瞭になって来て、右手に原市場名栗林道の桜並木が見えて来て、思わずそちらを歩きたくなってしまいます。

桜が咲いたら見事だろうなとは思っておりましたが、想像以上です。
あっちを歩きた~い!

sDSCF0634.jpg
怪しい踏み跡もじきはっきりと

sDSCF0638.jpg
南側、原市場名栗林道の桜

コブを越えると緩やかな尾根になって、間伐が行き届いているので、それほど暗くありません。
左の谷底で巨大なシカが3頭ほどドスドスと低い音を立てて逃げているのを見ました。
物音がすると相変わらずびびってしまいます。
ツガの大木があるコブは、地形図にも閉塞圏のある330m圏峰で、左へ枝尾根が分かれておりますが薮で歩けそうにありません。

sDSCF0641.jpg
間伐の行き届いた尾根を行く

sDSCF0647.jpg
ツガの大木がある330m圏峰 8:10

薮や倒木もない歩きやすい尾根で、途中には黄テープのマーキングもあります。
350mからは急登になり、踏み跡があやふやになります。
直登が困難になって来るので、右へジグザグを切りながら登ると、木こりが付けたと思われる踏み跡らしいものがあり、それをたどります。
木につかまりつつ、登りやすいルートを見つけるのは大変ですが、これが紫ルートの楽しみでもあります。

汗だくになって、息を切らせつつ登ると、ようやく430mで傾斜が緩んでなだらかな尾根になり、大岩の脇を通り抜けます。

なだらかな尾根を進むと、腰を下ろすのにちょうど良い休み石が出て来たので、最初の休憩を取ります。

sDSCF0650.jpg
歩きやすい尾根を行く

sDSCF0653.jpg
350mからの急登

sDSCF0658.jpg
登り切った430m付近の大岩

sDSCF0660.jpg
休み石で休む 8:47 8:57

460mからは、二度目の急登となり、アゴを出しながらの登りです。
途中で振り返ると、眺めの良い場所があり、棒ノ嶺などが見えます。
急登の合間にこういうイベントがあるとホッとしますね~。
そのまま登り続けると、スズタケが出て来て、滝ノ入山山頂となりましたが、枯れ木があるだけの薮山でした~!

sDSCF0662.jpg
尾根を進むと二度目の急登

sDSCF0666.jpg
棒ノ嶺と川苔山が見える 9:08

sDSCF0669.jpg
棒ノ嶺

sDSCF0673.jpg
滝ノ入山山頂 標高560m 9:19

久戸沢峠探索へつづく…。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
奥武蔵登山詳細図コースガイド

アクセスカウンター

山名索引

あいうえお順で山名を探せます!

検索フォーム

プロフィール

池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

メアド:climberkaz@gmail.com

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。