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白岩布渕の竜神様

鳥首峠から上白岩集落跡へ行き、八幡神社を探すと、上の方にそれらしい社があり、神鏡を拝むことができ、石灰岩の岩屑が奉納してあります。
鉱山関係者が作業の安全を祈願したのでしょう。
どれだけ文明が進んでも、こういう信仰が続いているというのは嬉しいもんですね。

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大持山

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八幡神社

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石仏

JFEミネラル武蔵野鉱業所を見下ろすと、下白岩集落跡となり立ち寄ってみました。
家財道具がそのまま残され、突然主を失ったかのような廃屋です。

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下白岩の集落跡

鳥首峠入口に着くと、三十三尋ノ滝入口方面は解体作業につき立入禁止になっておりました。
一時的なもののようですが、今後も通行止めになる可能性もあります。
登山道もそれなりの技量を要求されるので、三十三尋ノ滝の道を載せるのは難しいと思われます。

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一時通行止め

白岩渓流園入口を過ぎると、右下に淵があるのを発見しました。
調べてみると、これは白岩布渕といって、次のような伝説があるようです。

白岩布渕の竜神様

白岩のあるきこりが、まさかりや斧を持って木を伐りにきました。
そこは白岩の布渕のそばでした。
きこりは、勢い余って、まさかりを落してしまいました。

「しまった。」

と思ったきこりは、渕へもぐり込んでまさかりを探しました。
すると、渕の中に機織をしている美しい女がおりました。
これが竜神様だったのでしょう。

その機脚のかげに、まさかりがありました。
きこりは、

「今、まさかりをこの渕へ落してしましました。
あったら返してもらいたいのですが?」
というと女は、

「私がここにいたことを誰にも云わなければお返しします。」

きこりは、
「はい、絶対云いません。」
と約束して返してもらいました。

しかし、どうしても黙っておられなくなり、このことを洩らしてしまいました。
渕の底で美しい女が機織りをしているという話は、忽ち広がってしまいました。
すると、それまでいたという竜神様は、有間の大渕へ行ってしまわれました。
その証拠にニワトリを布渕へ落すと、それが有間の大渕へ行っているということです。
有間の大渕には、竜神様の石塔が建てられています。

又、竜神様についてはこんな話があります。
ある人が、有間の大渕へ魚を釣りに行って魚をあげようとすると、大きなクモが出て来ました。
そして、クモの糸を出して足へ絡みつけます。

たまりかねた釣り人はサスガ(ドスのような物)を取り出し、そのクモを切り落としました。
すると、急に天気が悪くなり、七日七晩大荒れに荒れました。
これは竜神様の尾を切り落したのでした。

又、一説には、有間の竜神様が、黒山の龍ヶ谷へ行くために飛んで行くのをめがけて、高山の不動様が剣を投げつけると、竜の尾が切れたいう説もあります。
そのために有間の方から降り出した雨は、高山には影響ないと云われております。

『名栗の伝説 P22』

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布淵

まさかりを淵に落とす話や、機織り姫の話は、各地にある竜神、竜宮やニワトリ淵の伝説で、同じような話が伝播しているというのは、とても興味深いことで、山上に集落を形成する民族が元々同一だった可能性を秘めております。
平家の落人か、渡来人秦氏か…。
クモの糸が釣り人の足に絡みつくという話は、景信山近くの小下沢にもあります。
この共通性の謎はなんなのでしょうか~?
古代浪漫ですね~。
こういう発見ができたのも奥武蔵踏査のおかげかも…。

土曜は雨なのでお休みして、明日日曜は、浦山郷から笠・日向尾根を踏査する予定です。
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49:Re: 初コメントなのですが…。
私も厄年の二年前につらいことがありました。
勇気を振り絞ってコメントくれたのですね。ありがとうございます。

お役に立てるかどうかわかりませんが、お話を聞くのは大好きですよ。
メールしますね~。

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池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

メアド:climberkaz@gmail.com

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