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処端と戸ノ入

2015.4.26(日)晴れ
6:00~13:30
西吾野駅~森坂峠~戸ノ入観音~殿入谷津右岸尾根~伊豆ヶ岳東尾根~伊豆ヶ岳~神送りっぱ~沢口谷津~大山祇神社~八坂神社~森坂峠~西吾野駅

「上久通の中心は処端(しょばた)といわれる部落で、これは昔塩花と書いて塩がとれたからなどと言っていますが、ここに処端観音と呼ぶ祠があります。
話は昔上久通の的場(まとば)という部落の出来事で、一軒の農家で子供が生まれたところ、一人の六部がやってきて、自分は昨夜処端の観音堂に泊まったが、こんな夢をみたのでと告げてどこかへ去ってゆきました。
その夢というのは、処端の観音へ的場にお産があるから来てくれとお使いがきました。
しかし観音は自分の処には今夜は客があって行けないからと、戸ノ入観音に代理を頼みました。
戸ノ入観音はさっそく馬に乗って出かけてゆき、帰りに再び処端の観音堂により、あの生まれた子供はチョウナで七つまでの寿命だと告げたというのです。
果してその子供は七つのとき、チョウナで怪我をして死んでしまいました。
チョウナとは大工道具の一つです。
この観音は、今でもお産の神様として名高く、名栗や飯能あたりからも参拝にくる人があるとのことです。」

『ものがたり奥武蔵 P19』


今回から、伊豆ヶ岳周辺の踏査に入って行きます!
西吾野駅で下車して、通い慣れた森坂峠を越えて、日用入谷津をわずかに下って、久通川沿いの道に入ります。
この川の右岸を的場(まとば)といい、文字通り、坂東武者が的を射た場所が由来のようで、近くには本陣の地名もありますが、『飯能市史 資料編 Ⅺ』ではその場所が特定できないと疑問を投げかけております。
集落は、日用入谷津との出合付近に集中しており、他は畑が広がる土地で、いくつか久通川に橋が架けられております。

s8730004.jpg
的場へ行く道

しばらく進むと、右手の左岸にお堂が建っているのが見えて来ます。
所畑橋を渡ると行けるお堂で、これが処端観音のようです。

s8730099.jpg

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処端観音堂

この手前に雨乞淵があるらしいのですが、まだ発見できておりません。

熊さんの木彫りが可愛いのを見て進むと、右に大桜林道が分かれ、久通川を渡って、この林道に入ります。

s8730007.jpg
木彫りの熊さんが可愛い

高台にあるお堂が戸ノ入観音で、今日の取付点になります。

s8730009.jpg
取付点

s8730010.jpg
戸ノ入観音堂

処端観音と戸ノ入観音が昔話で繋がっていたというのは面白いですね。

戸ノ入の由来は、久通の西の川にあたる場所を西川戸(にしかわど)といい、そこを流れる沢(入)なので西川戸ノ入となったが、省略されて、戸ノ入となったようです。
戸ノ入は殿入とも書き、殿の住まう屋敷跡や城後(しろご)ノ滝という関連する地名が戸ノ入沿いにあります。
戸ノ入は一般的ではないようで、一般的には、殿入谷津と表記するようなので、殿入谷津(戸ノ入)とするのが良いようです。

つづく。
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池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

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