スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

前坂~大高山~天覚山 2015.1.28

前坂から小突起を捲きつつ進んで、平坂飛村林道に出ますが、大高山へは誰かが好意で作ってくれた道標が頼りです。

s8170066.jpg

ひと登りするとベンチがあり、次の鞍部は、ジョウロの名があります。
南大菩薩には、ジョーロ(ジーロ)ザスがあり、漢字では女郎とも書かれますが、意味は崩壊地でジャレ、ザレと関連していると思われます。

南側の字名は、大高(オオタカ)で、北側は大高(オオダカ)となり、若干呼び名が違います。
どちらも正しい読み方ですが、大高山を読む場合、「おおだかやま」と濁るのが一般的なようです。

山頂手前には古い石造物・若宮八幡大神があります。

s8170072.jpg

山頂からの展望は、樹林の間からわずかに垣間見られる程度です。

s8170073.jpg

平成20年八月吉日 吾野地区まちづくり推進委員会と書かれた立派な山名標兼指導標があります。
面白い構造なので、細かく見てみると、羽の部分を後からはめ込んでセメントで接着したようです。

s8170074.jpg

大高山を後にすると、再び石造物があり、資料には小祠とありますが、屋根がありません。
失われてしまったのでしょうか?
お酒のパックが置いてあり、現在も信仰の対象となっているようです。
文字が彫ってあるようですが、磨耗が激しく読めませんでした。

s8170077.jpg

大岩が出て来て、右はキケンと書いてあるので、左を進みます。

s8170078.jpg

所々に手製道標があり、助かります。↓

s8170080.jpg

392m点ピークを過ぎると、鞍部なり、ここは越路(こえじ)の名がありますが、南北に踏み跡は見当たりません。

s8170082.jpg
越路(こえじ)

南の字名は、小猪路(こいのじ)です。

「高北の西、中島から鎌倉坂方面に通じる古い道。
井上方面で中藤道という。
尾根で大高山、天覚山方面にもでることができる。
越路→小猪路であろう。」

『飯能市史 資料編 Ⅺ P130』

越路は、集落と集落を結ぶ道が越える路(みち)という意味で、峠と意味は同じです。
西丹沢の鳥ノ胸山の東には、恋路(こいじ)峠というロマンチックな峠がありますが、本来は越路と書かれていたと思われます。

この辺りでは、猪が多かったせいか、越路から小猪路へと字名が転訛したようです。

小突起三つを越える辺りは、甲仁田の名があります。
横瀬には、甲仁田山があり、この山は山頂が広い平坦地になっており、甲というのは手の甲という表現があるように、山頂が平坦になっているということあらわしていると思われます。
ニタは、猪が体をこすりつける湿地という意味で、ヌタバ、ニタバとも呼ばれ、猟師用語から出た地名です。

地形図を見ると平坦なように見えましたが、実際に歩いてみると、痩せ尾根になっている部分があり驚きました。

次の鞍部は、地形図によると、破線路が越えておりますが、踏み跡は見つけられません。

s8170087.jpg

410m圏峰は、前大高と資料にあり、現地の赤テープにもそのように書いてあるのを見つけましたが、これは間違いのようです。
位置的にも、大高山から離れており、どちらかといえば、天覚山に近いピークなので、前大高の名には違和感を覚えます。
やはり、資料にも誤りと記されているように、この表記は間違いでしょう。

s8170089.jpg

「天覚山を守る会」の道標を見ると、まもなく天覚山(てんがくさん)に着き、展望が開けます。

s8170094.jpg

s8170099.jpg

以前は、展望が無かった山頂なので、近年伐採されたようです。
スイカツリーや西武ドームが確認できました。

s8170103.jpg

s8170101.jpg

『武蔵通志』によると、天覚寺山、高澤須山、道心社山の別名もあるようです。

中沢や飛村では、テンガクザンと読まれ、濁ります。
資料には、一般ハイカーの呼ぶテンカクサンという呼び名はガイドブックによる誤称であると記されております。
しかし、テンカクサンで定着してしまっている呼び名をテンガクザンに戻すのも無理がありそうです。
一般的にはテンカクサンだけど、本当の呼び名はテンガクザンということを知っていれば、ちょっとした天覚山ツウになれそうです。

つづく…。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する
奥武蔵登山詳細図コースガイド

アクセスカウンター

山名索引

あいうえお順で山名を探せます!

検索フォーム

プロフィール

池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

メアド:climberkaz@gmail.com

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。