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物見山(平野砦跡)

「りうがい山 村の南にあり 土人岡部六弥太忠澄が城跡なりと云 是より東の方谷を阻て 物見山と云える處あり 」

『新編武蔵風土記稿』

大高山から先ほどの尾根を戻り下り、吾野テレビ中継放送局の先で電柱巡視路を右に分けて、そのまま尾根道を下ります。
今でも歩かれているようで、倒木や薮もなく歩きやすい尾根です。

下方に人工的な平坦地を見下ろすと、これが平野砦跡のようで、上下二つの曲輪から成り立っていたようです。
『新編武蔵風土記稿』による物見山は、390m圏峰のコブのようです。

ここは、平野という字名なのですが、高麗川の向こうの長沢の飛び地なのです。
土地の所有者が入れ替わったらしく、この辺は飛び地が多く、地名解読を困難にさせております。

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390m圏峰:物見山(平野砦跡)

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下段の曲輪

この地は、鎌倉峠の要地を抑える場所で、砦が築かれたのも納得です。
鎌倉峠とは尾根続きなのです。
平坦地があまりにも広大なので、後世になって耕作地として、拡張されたのは容易に推測できます。
小仏城山も、耕作地であり、堀跡は猪避けとの説もあるくらいですから。
山深い土地ですが、字名がいくつも点在し、飛び地も多いことから、耕作地が多かったのは間違いありません。

尾根を下って行くと、ロープが下がる場所で、平坂飛村林道に簡単に降りられました。
前坂を通るより近く、大高山最短コースとも呼べる尾根道です。

s8650054.jpg
取付点

先日小仏峠でいただいたバナナを食べて、別の取付点からも登ってみました。
この尾根は、鎌倉峠と平野砦跡を直接結ぶ尾根で、戦略的に重要な道であった可能性が高いです。

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取付点

登ってみると、明るくて雰囲気の良い尾根です。
奥武蔵の尾根もなかなか捨てたものではありません。
探せば良いところは、たくさんあるのです。
こういう開発から取り残された場所を、偶然発見するのも楽しいです。

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平野砦跡~鎌倉峠を結ぶ尾根

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平野砦跡手前には、天然の要害も

つづく。
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池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

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