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黄柏坂峠道探索失敗

「2 岩殿山観音徑

吾野駅から真っ直ぐに、盛に活動しているセメント工場を目指して線路沿いに進むこと僅かで岩殿山観世音入口の大標柱を路傍に見て、左は線路を踏み切って杉の植林地に入る。

時々ハッパの音に驚かされつつ間もなく頭上に岩殿観世音の洞窟を仰ぐ、宝生の滝への入口を示す道標で、訪ねて見れば約5、60m程で達し得られ、約10m位の、水量の極めて少ない滝が見られる。

滝への分岐点へ引き返し又登りに移って暫く、橋の手前右にお瀧堂を見てやがて観音堂に達する。
この観音は岩殿山瑞岩寺と称えて行基菩薩の建立と伝えられている。

お堂の中は鍾乳洞窟になっており自由に入ることが出来る。

なおも登ってやがて沢の源頭近く石灰岩を採掘している所に達し、それから又急登がしばらく樹林の中に続いて左より前坂からの徑を合わせると間もなく、針葉樹のある黄柏坂(キワダ坂)に出る。

頂にはベンチが置かれ直ぐ下に人家と畑が見える。」

『日本山岳案内2 鉄道省山岳部編 博文館 P210』

sDSCF2565.jpg
子ノ権現付近概念図

さてさて、岩殿観音窟石龕の後は、宝生の滝の上部にかかる橋を渡って、畠山重忠公馬の蹄跡を見てみます。
なんかパンみたいなのがありますけど…。
葉っぱが多くて、蹄跡がわかりません。

弘法の硯水もまたしかり…。

s8640034.jpg
畠山重忠公馬の蹄跡

s8640036.jpg
弘法の硯水

宝生の滝の水って、石灰岩採掘場の排水のようですね。
もちろん昔は違っていたのでしょうけど。
踏査を一時中断し、黄柏坂峠道探索に移行します!

戦前の鉄道省の本には、お瀧堂なんてもんがあったと書かれております。
法光寺の施設かと思ったら、瑞岩寺っていうちゃんとした名前もあったことがわかります。
ともかく、峠道は、岩殿観音窟石龕を通っていたのは間違いありません。

峠道らしきものが上がっているので、登ってみましょう。

s8640040.jpg
峠道か?

途中で、黄柏坂方面を見上げると、やっぱり石灰岩採掘場で削られてしまったようですね。
あまりにも斜面が急過ぎます。

しかも、人家を見下ろす場所に黄柏坂があったということは、平坂飛村林道によって破壊された可能性が大きいです。
となると、やはり祠が遷座された登山道入口付近を黄柏坂とするしかないようですね。

つまり、黄柏坂は、石灰岩採掘及び平坂飛村林道によって削られてしまったが、遷座された祠によって、かつての峠を偲ぶことができるということでしょう。

s8640041.jpg
黄柏坂(キワダ坂)・平坂飛村林道方面を見上げる

石灰岩採掘場をかすめて、大きな井戸のような貯水槽を見ると、石造物と社殿のある場所に着き、古峯神社と書いてありました。

s8640043.jpg
古峯神社

神社裏から道が続いているようなので行ってみましたが、やはり石灰岩採掘場となり、道が完全に消滅しており、ここで峠道探索を断念しました。

s8640046.jpg
峠道は石灰岩採掘場で消えていた

つづく。
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池田 和峰

Author:池田 和峰
2015年から奥武蔵登山詳細図を手伝うことになりました。

奥多摩登山詳細図(西編)などに名前が載っています。

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